サン・ピエトロ大聖堂のクーポラはミケランジェロ作ですが、ここに来て「このクーポラに昇らなければ損をする!」と言っても過言ではないでしょう。何故ならば、頂上からはローマの街が一望できるからです。ただし、ここでも例によって大行列。約1時間近く並びました。このクーポラを徒歩で昇っていく場合は€4(約680円)、途中までエレベーターで上がる場合は€7(1,190円)です。早くも美術館見学で足に疲れを感じていた僕等は迷わずエレベーターを選びましたが、いざ乗ってみると3Fまでしか上がらず歩きと大して変わらない印象でした。
エレベーターを降りクーポラの中に入ると急激に通路が狭くなり、大人一人がやっと通れる幅しかありません。また、かなりの急勾配のために結構な体力を使います。しかし、時折見える小窓からの景色がなかなかのもので頂上に着くのが楽しみです。いよいよ頂上に近づき、さらに狭くなった螺旋階段を昇るとクーポラ内部に出て、通路を渡って外に出ると…一気に視界が開け、一望する美しいローマの街に「WAHOO 〜!」と思わず感嘆の声を上げてしまいました。

写真を見ていただくと分かると思いますが、正に「すべての道はローマに通じる」という言葉通りの絶景でした。真っ直ぐに伸びる道はムッソリーニが造ったものだそうです。あまりの人の多さに一周することはしませんでしたが、本当に素晴らしい眺めでした。降りてからサン・ピエトロ大聖堂を目に焼き付けようと振り返ってみると、なにやら黒くうごめくものがクーポラにびっしりと…人の頭です。あの中にいたのですねぇ。昇る前は気が付きませんでした。
素晴らしい眺めのクーポラを後にして、サン・ピエトロ広場を抜け直進すると20分ほどでサンタンジェロ城に着きます。

内部の見学はしませんでしたが、頂上にある天使の像が印象的な城です。西暦139年にハドリアヌス帝がローマ皇帝用の霊廟として建設したものだそうです。サンタンジェロ城から続くサンタンジェロ橋も同時期に造られ、欄干の上にはベルニーニ作の等身大ほどの天使像がいくつも並んでいます。僕は今回の旅行で知りましたが、ベルニーニの生涯はローマ教皇とともにあったと言われ、彫刻だけでなく建築、イベントとローマの街造りに携わっています。僕等が行ったサン・ピエトロ広場の設計やバルベリーニ広場のトリトーネの噴水。トレヴィの泉の宮殿の壁を利用した大胆なデザインも彼の構想によるものだそうです。さらに、この後訪れたナヴォーナ広場の四大河の噴水は彼の傑作と言われているのですが、残念ながら修繕中でした。ミケランジェロは静寂の美、ベルニーニは躍動の美と言われていますが、移り行く時代と文化の深さを感じました。
橋を渡りナヴォーナ広場を目指して歩きましたが、途中で道に迷いました。ローマの道は路地裏のような狭い道でも○○通りといったように必ず名前がついていますが、これが逆に僕等には分かりづらかったです。日本では名前が付くような通りは比較的大きな通りですが、ローマはそれこそ車が通れないような道にも通り名が付いているため、感覚がつかみにくかったのです。地図を見ても分からなかったので、言語担当の僕が近くでバイクから降りた中年夫婦に声を掛けて道を尋ねると親切に教えてくれました。イタリアへ来ての教訓は、「困ったら人に聞け!」です。午前中に案内してもらったガイドさんから「イタリアの女性は気が強くて、意地悪なところがある」と聞いていましたが、道を教えてくれたおばさんはとても親切でした。

親切なおばさんのおかげで無事にローマを代表する広場の1つと言われているナヴォーナ広場に着きました。ここは大道芸人や似顔絵描きが集まり観光客で賑わうそうですが、この日はフェスタをしていて一段と人だかりが出来ていました。ナヴォーナ広場から徒歩5分ほどでこの日の最後の目的地であるパンテオンに着きました。

このパンテオンは紀元118年再建(初代は80年に焼失)され、1900年の歴史を経て変わらない姿を保つ古代ローマ時代の神殿です。鉄柱を用いない石づくりの建築物としては世界最大で、現存する古代ローマ建築のなかでも最も完全な形を残しているそうで、中に入ると途方もない歴史の重みに息を呑みました。
芸術、カトリックの聖地、そして遺跡とイタリア文化にどっぷり浸かった1日もすっかり日が暮れました。そろそろ夕食を…ということでバルベリーニ駅まで歩いて、先日に目を付けていたリストランテに向かいました。似たようなリストランテが並んでいてどちらに入るか迷いましたが、ちょっと強引なイタリア人店主(いかにもイタリア人っぽい小太りでしゃがれ声のオーナー)に促され店に入りました。「うちの店は肉、魚、なんでも美味いよ!本物のイタリア料理さ!」みたいな説明を受けながら奥のテーブルに通されました。観光地らしくスペイン語、英語、日本語etc…。6カ国ぐらいの言語で書いてあるメニューのため食事選びには困りません。僕もすっかり馴染んで「センタ!」(ウェイター)と声を掛けてわざわざイタリア語で注文。センタも「分かった、問題ないよ!」(この言葉を食事中2、3回言っていたので、逆に気になった)と言い、少し経って料理が運ばれてきました。
プリモ・ピアット(第1皿)にポルチーニ茸のフィットチーネ、

セコンド・ピアット(第2皿)に鮭のカルパッチョ&ナスのトマトソース味のチーズ焼き、飲み物は生ビールとコーラを頼みました。


頼んだ料理の中で1番高かったカルパッチョ(€17=約2,890円)はさすがに美味かった!やはり、イタリアのスモーク類は塩加減が絶品です。イタリア料理は盛り付けなど見た目にはあまり拘らないようで「美味ければ盛り付けなんてカンケーないよ!」的なところがあり、その辺は東京のイタ飯屋と大きく違うところです。途中で赤ワインをグラスでオーダーすると「フルボトルかハーフボトルしかやっていない」との事でしたが、交渉のうえグラス(€8=1,360円)で出してもらいました。妻がドルチェ(デザート)にティラミス(これも絶品!の美味さ)とカプチーノを頂いて会計しましたが、

手書きの伝票を高齢と見られるセンタが暗算を始め(しかも途中で動きが止まり、かなり考えながら!)、税・サービス料込みで〆て€68(11,560円)でした。海外では会計時に伝票を確認するのですが、字が崩れていて何とも読みづらい!概算で計算していたので大きな狂いはなかったと思いますが、€5ぐらいは多めに付いていたかも?しれませんね。(笑)結構、いい金額が掛かってしまいました!
(to be continued !)
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写真を見ていただくと分かると思いますが、正に「すべての道はローマに通じる」という言葉通りの絶景でした。真っ直ぐに伸びる道はムッソリーニが造ったものだそうです。あまりの人の多さに一周することはしませんでしたが、本当に素晴らしい眺めでした。降りてからサン・ピエトロ大聖堂を目に焼き付けようと振り返ってみると、なにやら黒くうごめくものがクーポラにびっしりと…人の頭です。あの中にいたのですねぇ。昇る前は気が付きませんでした。
素晴らしい眺めのクーポラを後にして、サン・ピエトロ広場を抜け直進すると20分ほどでサンタンジェロ城に着きます。

内部の見学はしませんでしたが、頂上にある天使の像が印象的な城です。西暦139年にハドリアヌス帝がローマ皇帝用の霊廟として建設したものだそうです。サンタンジェロ城から続くサンタンジェロ橋も同時期に造られ、欄干の上にはベルニーニ作の等身大ほどの天使像がいくつも並んでいます。僕は今回の旅行で知りましたが、ベルニーニの生涯はローマ教皇とともにあったと言われ、彫刻だけでなく建築、イベントとローマの街造りに携わっています。僕等が行ったサン・ピエトロ広場の設計やバルベリーニ広場のトリトーネの噴水。トレヴィの泉の宮殿の壁を利用した大胆なデザインも彼の構想によるものだそうです。さらに、この後訪れたナヴォーナ広場の四大河の噴水は彼の傑作と言われているのですが、残念ながら修繕中でした。ミケランジェロは静寂の美、ベルニーニは躍動の美と言われていますが、移り行く時代と文化の深さを感じました。
橋を渡りナヴォーナ広場を目指して歩きましたが、途中で道に迷いました。ローマの道は路地裏のような狭い道でも○○通りといったように必ず名前がついていますが、これが逆に僕等には分かりづらかったです。日本では名前が付くような通りは比較的大きな通りですが、ローマはそれこそ車が通れないような道にも通り名が付いているため、感覚がつかみにくかったのです。地図を見ても分からなかったので、言語担当の僕が近くでバイクから降りた中年夫婦に声を掛けて道を尋ねると親切に教えてくれました。イタリアへ来ての教訓は、「困ったら人に聞け!」です。午前中に案内してもらったガイドさんから「イタリアの女性は気が強くて、意地悪なところがある」と聞いていましたが、道を教えてくれたおばさんはとても親切でした。

親切なおばさんのおかげで無事にローマを代表する広場の1つと言われているナヴォーナ広場に着きました。ここは大道芸人や似顔絵描きが集まり観光客で賑わうそうですが、この日はフェスタをしていて一段と人だかりが出来ていました。ナヴォーナ広場から徒歩5分ほどでこの日の最後の目的地であるパンテオンに着きました。

このパンテオンは紀元118年再建(初代は80年に焼失)され、1900年の歴史を経て変わらない姿を保つ古代ローマ時代の神殿です。鉄柱を用いない石づくりの建築物としては世界最大で、現存する古代ローマ建築のなかでも最も完全な形を残しているそうで、中に入ると途方もない歴史の重みに息を呑みました。
芸術、カトリックの聖地、そして遺跡とイタリア文化にどっぷり浸かった1日もすっかり日が暮れました。そろそろ夕食を…ということでバルベリーニ駅まで歩いて、先日に目を付けていたリストランテに向かいました。似たようなリストランテが並んでいてどちらに入るか迷いましたが、ちょっと強引なイタリア人店主(いかにもイタリア人っぽい小太りでしゃがれ声のオーナー)に促され店に入りました。「うちの店は肉、魚、なんでも美味いよ!本物のイタリア料理さ!」みたいな説明を受けながら奥のテーブルに通されました。観光地らしくスペイン語、英語、日本語etc…。6カ国ぐらいの言語で書いてあるメニューのため食事選びには困りません。僕もすっかり馴染んで「センタ!」(ウェイター)と声を掛けてわざわざイタリア語で注文。センタも「分かった、問題ないよ!」(この言葉を食事中2、3回言っていたので、逆に気になった)と言い、少し経って料理が運ばれてきました。
プリモ・ピアット(第1皿)にポルチーニ茸のフィットチーネ、

セコンド・ピアット(第2皿)に鮭のカルパッチョ&ナスのトマトソース味のチーズ焼き、飲み物は生ビールとコーラを頼みました。


頼んだ料理の中で1番高かったカルパッチョ(€17=約2,890円)はさすがに美味かった!やはり、イタリアのスモーク類は塩加減が絶品です。イタリア料理は盛り付けなど見た目にはあまり拘らないようで「美味ければ盛り付けなんてカンケーないよ!」的なところがあり、その辺は東京のイタ飯屋と大きく違うところです。途中で赤ワインをグラスでオーダーすると「フルボトルかハーフボトルしかやっていない」との事でしたが、交渉のうえグラス(€8=1,360円)で出してもらいました。妻がドルチェ(デザート)にティラミス(これも絶品!の美味さ)とカプチーノを頂いて会計しましたが、

手書きの伝票を高齢と見られるセンタが暗算を始め(しかも途中で動きが止まり、かなり考えながら!)、税・サービス料込みで〆て€68(11,560円)でした。海外では会計時に伝票を確認するのですが、字が崩れていて何とも読みづらい!概算で計算していたので大きな狂いはなかったと思いますが、€5ぐらいは多めに付いていたかも?しれませんね。(笑)結構、いい金額が掛かってしまいました!
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