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Buontempo~!

ブログ名はイタリア語で「気ままな暮らし」 テキト~に更新しま~す^^

『WHITE RIOT』 THE CLASH  






1977年、日本ではジュリー(沢田研二)が【勝手にしやがれ】で日本レコード大賞を取り、まだガキだったワタシは中折れ帽を粋に投げるジュリーのパフォーマンスを真似ていた。高度経済成長の残り香がある日本はまだ良い時代だったとも言える。翻ってイギリスは経済が悪化、高失業率で社会は閉塞感に包まれていたと言う……。そんな中、ロンドンで楽器を持った若者が火の手を上げた。それがパンク・ムーブメントである。ピストルズと並びロンドン・パンクの巨頭と言われたザ・クラッシュのデビュー・アルバム『WHITE RIOT(白い暴動)』が世に出て40年が経つ。

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タシとしては完全に後追いなのだが、それから数年を経てパンク・ロックと言うものを意識して初めて衝撃を受けたのがこのアルバムに収録されている【LONDON’S BURNING】 である。正確に言うと日本のパンク・ロックバンド、亜無亜危異(アナーキー)の【東京イズバーニング】を聴いてから原曲を知ったのが最初だ。アナーキーの詩も強烈だったが本家のザ・クラッシュはもっと当時の若者の気持ちを吸い上げているような気がする。サビの「ロンドンは今、退屈に燃えている」というフレーズに込められたどうしようもない苛立ちとシラケ。これが「パンク!」だろう。

の【ロンドンは燃えている】やアルバムのタイトル曲である【白い暴動】を始め【ジェニー・ジョーンズ】【リモート・コントロール】【反逆ブルー】と「これでもか!」と、所謂タテノリ・ビートがアルバムを埋め尽くす。「パンクなんてサウンドがワン・パターンで飽きる!」という輩もいる。ワタシも事実、以前はそう感じていた部分もあったのは否定しない。しかし、時を隔てた今、このバンドの演奏の拙さを含めて味わい深く聴いている自分がいる。

れは後日知った事なのだが、フロント・マンのジョー・ストラマーは元々左利きだったのを無理やり右利きに変えてギターを始めたためリズム・ギター専門になってしまったという。しかし、ギター・テクニック云々より、例えスリー・コードであっても本気でメッセージをぶち込む姿勢こそがパンクであるし【反アメリカ】【憎悪・戦争】等を聴いていると優れたソング・ライターという事が分かるだろう。

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に関してもイントロが極端に短く単純と言う声も聞こえてきそうであるが、キャッチーなフレーズ一発でオーディエンスを引き付けてしまう彼らの曲作りは後進に与えた影響も大きく、もっと評価されても良いのではないか。とは言っても【ワッツ・マイ・ネイム】【否定】や特に【48時間】のメロディー・ラインは正統なロックン・ロールの系譜であり名曲である。

本の歌謡界では昔、「歌は3分間のドラマである」というキャッチ・コピーがあったが、このアルバムに収録されたオリジナル曲はほぼ3分以内(12曲目の【ポリスとコソ泥】はオリジナルでは無い)と、正に熱いメッセージをストレートなビートに載せて表現する彼らの功績はもっと、もっと評価も金も得て良かったのではないかと、このアルバムを聴いていると思わずに得ない。


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