FC2ブログ

Buontempo~!

ブログ名はイタリア語で「気ままな暮らし」 テキト~に更新しま~す^^

『MY GENERATION』 THE WHO 






1960年代のイギリスはロック史に名を遺すバンド、ミュージシャンの宝庫だった。その中でも ビートルズ、ローリング・ストーンズと並び国民的バンドとして現在もモッズ・ピープルを中心に根強いファンがいるのが1965年にデビューしたザ・フーだ。ザ・フーと言えば真っ先に思い浮かぶのはギターのピート・タウンゼントがステージでギターを叩き壊すパフォーマンスと腕をぶん回してギターを弾くウィンドミル奏法だが、芸術性にも秀でていてロックとオペラを融合した「ロック・オペラ」を世に発表した初めてのミュージシャンである。

DSC_0642.jpg
は言え、ザ・フーはワタシの中ではモッズ・バンドの元祖であり、例えピート本人が「俺はモッズじゃなかった!」と叫んでも未だに全世界のモッズ・ピープルから熱い支持を得ているのは事実である。そんな彼らのデビュー・アルバム『マイ・ジェネレイション』はやっぱりゴリゴリのモッズ・サウンドだ。ここでモッズ・サウンドとは何かを簡単に解説するとR&Bをベースとしたリズムとクラブで踊れるようなビートを含んだサウンドと言えば分かり易いかと思う。

て、アルバムだが1トラック目の【アウト・イン・ザ・ストリート】でピートが奏でるギターがクラブの幕が開く様なイントロで始まるとそこからはゴキゲンなリズムを刻んで一気に60年代ロンドンの空気感が漂う。2曲目【アイ・ドント・マインド】は一転してムーディーなR&B。それもそのはずで彼らのアイドル的存在であるジェームス・ブラウン(以下、JB)のカヴァーだ。ヴォーカルのロジャー・ダルトリーが大ファンと言うだけあって彼のヴォーカルはJBを彷彿とさせる。
 
3トラックに収められた【ザ・グッズ・ゴーン】はモッズ的雰囲気が咽ぶようなゴキゲンなナンバー。ピートの主楽器であるリッケンバッカーの音色とダルトリーの気だるげなヴォーカルにキース・ムーンのビートが絡み合う傑作でワタシ的にはこのアルバムで一番の曲ではないだろうか。

DSC_0641.jpg

6トラック目はPVでピートがアンプにギターを突っ込んで破壊するパフォーマンスで有名な【マイ・ジェネレイション】である。その衝撃的な映像、曲と詩の完成度の高さで全英2位の大ヒットを記録したが、歌詞の一節にある「年取る前に死にたいぜ!」という詩と攻撃的なビートが全英の若者を引きつけた結果だろう。間奏でまるでギターのようなリフを聴かせるジョン・エントウィッスルのベース・プレイとダルトリーの溜めたヴォーカルの爆発感がこの曲の聴きどころ。あっ、ピートもPVでは代名詞のウィンドミル奏法を見せているネ!

順は前後するが【マッチ・トゥー・マッチ】【キッズ・アー・オールライト】は何処となくビーチ・ボーイズを彷彿とさせるサウンド。モッズらしいビートを残しつつ、ブライトン(イギリス有数の海浜リゾート)にスクーターを飛ばしたくなるようなハネた曲調に仕上がっている。ダンスナンバーとしてはトラック9【イッツ・ノット・トゥルー】が秀逸だろう。ピートのコード・カッティングを聴いているとザ・ジャム時代のポール・ウェラーとダブる。ウェラー自身も語っているがピートのプレイに影響を受けたのは間違いない。

の他、JBのカヴァーで【プリーズ・プリーズ・プリーズ】ボ・ディドリーの【アイム・ア・マン】等R&Bもタップリ取り上げてモッズを意識した内容に仕上がっている。60年代ロンドンのクラブ・シーン、カルチャーを肌で感じたいのなら、ドップリ漬かれるこのアルバムは外せない1枚だろう。


FC2 Blog Ranking
FC2ブログランキング参加中! クリックお願いネ!  
関連記事
スポンサーサイト



Comment

Add your comment