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Buontempo~!

ブログ名はイタリア語で「気ままな暮らし」 テキト~に更新しま~す^^

『WEELS OF FIRE』 CREAM 






タシが「クリーム」というバンド名を初めて耳にしたのは今から遥か昔、中学1年生ぐらいか。友達のフカワくんから教えてもらったバンドだったが、当時のワタシはまだまだ洋楽をあまり知らないガキだったので日本のニュー・ミュージックとやらにウツツを抜かしていた頃だ。今思うと、既にその頃は解散していたとはいえクリームの情報をキャッチしていたフカワくんはホントにオマセさんだったと思う。そんなワタシの思い出話から始まる今回のアルバムはハード・ロックの礎を築いたと言われるクリームの『クリームの素晴らしき世界(邦題)』だ。

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本でもCharさんを始め、幾多のギタリストに影響を与えたエリック・クラプトンが所属していたバンドだがメンバー間には常に摩擦が絶えず活動期間が2年半と非常に短く、リリースしたオリジナルアルバムは本作を含め僅か4枚(ライヴ盤を除く)である。ジャズの影響を強く受けたジャック・ブルース(ベース)とジンジャー・ベイカー(ドラムス)の鉄壁のリズムセクションの上にブルースの影響を色濃く映すクラプトンのギターがハードに絡み合うことで当時無かった新たな音楽ジャンルが生まれたと言っても過言では無い。

のアルバムは当時世界で初めて2枚組のアルバムとして発表されたもので、スタジオ録音とライヴ盤という2枚から構成されている(当時日本ではスタジオ盤とライヴ盤に分かれて発売されていた)のだがそれも頷ける。デビュー当時は別にして、クリームと言えばライヴ・インプロヴィゼーション(即興演奏)が代名詞で演奏時間が長いことがあまりにも有名。本作でもディスク2【スプーンフル】【いやな奴】はいずれも16分超の超バトル演奏状態で(笑)ワタシなどはベイカーのドラミングが中心となる【いやな奴】は正直、飽きる(笑)。

にこのアルバムの肝をざっくり記してしまったが名盤と言われるアルバムだけあって聴きどころは満載だ。やはりエレキ・ギター好きのワタシにとってはクラプトンのプレイ振りが一番だろう。1トラック目の【ホワイト・ルーム】【トップ・オブ・ザ・ワールド】で聴かせるクラプトンのプレイは常道を逸している。特に【トップ~】の艶っぽい音、これはクラプトンのブルージーなフレーズにギブソン・ギターをマーシャル・アンプに突っ込み大音量で聴かせるからこそ生まれる音源だ。こんなフレージングを聴いていると、彼が楽譜を読むことが出来ない(未だに!)などと誰が思うだろうか。ブルーノート、ペンタトニックのみで勝負した彼の感性に驚きを禁じ得ない。

記以外でも【ねずみといのしし】【Those Were The Days】はサイケデリック色の強い名曲。一転して6トラック目の【政治家】【悪い星の下に】はブルースを下敷きにしたクラプトン色の強い曲。いずれにしてもこのアンサンブルはクリームの3人で無ければ出せない至高の味である。

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イヴ・バージョンのディスク2でオープニングを飾るのはCharさんが少年期に完コピするのに3年かかった名曲【クロスロード】。この曲にはギターソロを習得するために必要なスキルがほとんど詰め込まれているそうで、完コピしたCharさんは周りから「クロスロードのチャー坊」と呼ばれ、神童として崇められた曲としても有名である。そんな逸話を差し置いてもこのディスク2はクラプトン、ブルース、ベイカーの3人が正に「闘っている!!」という表現しか言葉が見つからない演奏はライヴ音源の宝で、この盤こそがクリームの演奏力の凄さ、魅力を収めていると言っても良いだろう。

るほど、こうして聴いていくと捨て曲無し、聴きどころ満載でこの2枚組のアルバムを別売にして発売したいと思う当時のレコード会社の思惑も分からないワケは無いと思わせる、時代を超える名盤である。


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