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Buontempo~!

ブログ名はイタリア語で「気ままな暮らし」 テキト~に更新しま~す^^

『REVOLVER』 THE BEATLES 






なたにとってビートルズとは?と問われた場合、ワタシはこう答える「知っているようで、まるで知らないアーティスト」と。彼らの楽曲は様々なメディアを通して相当量の音源に触れてきたが実は全くと言っていいほど理解していなかったと言うのが本音だ。そんな中、彼らの音源を改めて聴く場合、さて、何処から手を付けるべきか。一応、赤盤を所有している身としてベストアルバム系は避けたい。20世紀のロック・アルバムの中で最高傑作と言われている『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』からいきなり入るか迷ったのだが、彼らと長年連れ添ったプロデューサーのジョージ・マーティンが「ビートルズの最高傑作は『リボルバー』だ!」とTVで語っていたのを思い出しこのアルバムから入ることに決めた。

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れまでのミュージシャンはシングル・レコードの発表をすることで自身の音楽的評価を世に問うていたが、1965年辺りから1曲3分前後のシングル曲からAB両面で40分前後を使ったLP盤での作品で評価を問うというように軸足が移行した時期だった。録音技術においても制限の多い2トラックから4トラックへと目覚ましく発達した時期でもあり、ミュージシャンがその恩恵を十分に享受できつつあった事も活動の軸足が移ったことと深く関係している。

んなミュージック・シーンの中、シングル盤の発表、ライヴ・ツアーといった活動からレコーディング・アーティストへと、軸足を移行した彼らの欲望をそのまま表現したのが本作『リボルバー』だ。専門的な部分はこれまで至る所で散々語られてきたので今更ワタシが言うまでもないのだが、これまでのビートルズ・サウンドと違って非常に作り込まれた感がある。これは先に書いた録音技術の発達に伴うことなのだが、才気あふれる彼らには元々、様々なアイデアを内包していたのだと思われるが、それがこのアルバムで一気に爆発したかのような内容となっている。

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えば【ラヴ・ユー・トゥ】ではインド音楽とロックを融合させ、ジョージ・ハリスンは見事なヴォーカルとシタールを演奏している。ワタシはシタールをロックに初めて融合させたのはストーンズのブライアン・ジョーンズだと思っていたのだが、実はジョージが前作の『ラバー・ソウル』中の楽曲【ノルウェーの森】で初めて取り入れたという事実を知ったのも最近だ。

タシの中でビートルズ・サウンドの作り手はジョン・レノン&ポール・マッカートニーというコンビが紡ぎ出していると深く刻まれていたのだが、このアルバムでは3曲の楽曲を提供したジョージの音楽的センスも際立っている。先ほどのインド音楽とロックの融合もそうだし、アルバムのオープニングを飾る【タックス・マン】に於ける斬新なサウンド・センス、ヴォーカルには衝撃を受け、ワタシの中でのジョージの評価が一変した。

論、ジョン&ポールも更にその才能に磨きがかかっている。ジョンの作品では【アイム・オンリー・スリーピング】の切ないメロディー・ライン、ヴォーカルが郷愁を誘う。時間に追われる現代人を風刺した詩にも共感でき、逆回転させたギター・サウンドの気だるい感じが更にこの曲の魅力を増幅させている。この逆回転ギターは録音技術発達の賜物であることも特筆に値する。

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ないメロディーと言えばポールが作った【ヒア・ゼア・アンド・エブリホエア】。【イエスタディ】以降、この手の曲はポールの十八番か?弦楽8重奏で演奏されている【エリナー・リグビー】はストリングスとロックの融合させた元祖か?止めどなく溢れるポールのアイデアには脱帽である。ジョンが作り、初期のビートルズ的な音を継承している【シー・セッド・シー・セッド】【ドクター・ロバート】は正にリヴァプ-ル・サウンド。ワタシ的にはビートとメロディアスの効いたジョンのリズム・ギターが心地良い。使用ギターはエピフォン・カジノだろうか?

のようにざっとピックアップしただけでも名曲揃いの傑作アルバムだ。このアルバムで得たサウンド的実験、インスピレーションを経て彼らは新たなサウンド作りへとテイク・オフして行く、正に大きなターニング・ポイントとなったアルバムである。


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