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Buontempo~!

ブログ名はイタリア語で「気ままな暮らし」 テキト~に更新しま~す^^

『LET IT BLEED』 THE ROLLING STONES 






作『レット・イット・ブリード』は前作『ベガーズ・バンケット』と並び、ローリング・ストーンズのオリジナル・アルバムの中で傑作との呼び声高い1枚である。チャートの最高位では全英1位、全米3位を記録しセールス的にも成功を収め、R&Bをベースにしたストーンズ・サウンドが完全に固まった1枚と言っても過言では無い作品である。加えて初期ストーンズのリーダーであるブライアン・ジョーンズが参加した最後のオリジナル・アルバムという事も忘れてはならないだろう。

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ルバム最初の1曲目【ギミー・シェルター】はキース・リチャーズのギター・プレイがイカしていて特にイントロで弾くアルペジオが印象的だ。ヴォーカルはミック・ジャガー、リチャーズのツイン・ヴォーカルに加えメリー・クレイトンが参加することでゴスペル調に聴こえるところとジャガーの吹くハープ、ニッキー・ホプキンスのピアノが絡み合いブラック色が濃い曲に仕上がっている。これは傑作だ!!

ラック4【リヴ・ウィズ・ミー】はこのアルバムからストーンズのメンバーになったミック・テイラーがリチャーズと共にギター・プレイをしている。ストーンズらしいリズム・ワークに加えボビー・キーズのテナーサックス、レオン・ラッセルのホーン・アレンジがブラック色を増幅させている。

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【ミッドナイト・ランブラー】はオリジナルメンバーのみで行った最後の録音だ。曲の中盤からテンポとリズムが変調する難しいドラミングだがチャーリー・ワッツの冴えたテクニックとビル・ワイマンの巧みなベースラインが見事なアンサンブルを保っている傑作である。この曲ではジョーンズもパーカッションで参加しているが残念ながら私の耳には曲の最後のプレイ部分しか聴き取ることができなかった。

のアルバムではジャガーと共に4曲ヴォーカルとしてクレジットされているリチャーズだが初めてリード・ヴォーカルとして録音された作品がこの【ユー・ガット・ザ・シルヴァー】だ。因みにジョーンズが最後に参加した作品で遺作とも言えるがオートハープのみの参加。曲調でいうとジョーンズがスライド・ギターをプレイしても良いような曲だがメンバーがそれを許さなかったのだろうか?曲調と相まって物悲しい感さえある。

タシの好みで言うとトラック1の【ギミー~】と並び好きなのがこの【モンキー・マン】タイトルはドラッグ・ジャンキーを意味しているそうでストーンズらしく?(笑い)ワルである。リチャーズのダイナミックなギター・リフ、ワッツのノリの良いビート、イントロ部分のピアノが麻薬中毒を感じさせる薄暗い不気味さを感じさせる。しかし、何といっても圧巻なのはジャガーのヴォーカルだ。ご存知のようにジャガーの声質はキレイなものでない。特にこの曲での絞り出すようなヴォーカルはホモ・サピエンスというよりも野獣のようである。「MONKEY~」と叫ぶラストのフレーズはゲロを吐く寸前と思わせるような雄叫び!! セクシーという表現を遥かに超える圧倒的なパフォーマンス。この曲も傑作に値する。

期にジョーンズの話題に少し触れておくと、既に紹介したようにこのアルバムでの録音にはジョーンズは2曲しか参加していない。前作で既にメンバーと決定的な対立をしていた事もあり、ジョーンズに代わるギター・プレイヤーにミック・テイラーを既に招聘していたためジョーンズが参加したのはパーカッション(トラック6)とオートハープ(トラック7)でのプレイのみだ。更にはアルバムがリリースされたのは1969年12月だがジョーンズは同年の6月8日にバンドを脱退、そして自宅のプールで溺死するという悲劇的な最期を迎えるのは脱退から僅か1か月後の7月3日である。卓越したセンス、幾多の楽器を自在に操る熟練のテクニック…。そんな天才児がぶつかった壁、リーダーであった自分からその権力がジャガーとリチャーズへ移行していく焦燥と孤独、ジョーンズの胸に去来したのはどんな思いだったのか?

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んなブライアンに思いを馳せながらこのアルバムを聴いてみるのも良いだろうし、ジャケットに記載されている「THIS RECORD SHOULD BE PLAYED LOUD(このレコードは大音量で聴くべし)」を実践してもらっても良い。しかし、しつこいようだが何度でもワタシは言う。このアルバムは間違いなく傑作だ!!


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