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Buontempo~!

ブログ名はイタリア語で「気ままな暮らし」 テキト~に更新しま~す^^

『THIS IS THE MODERN WORLD』 THE JAM 






ュージシャン、バンドのアルバムを紹介する際に、俗に言う傑作、名盤という紹介の仕方がある。誰もが認める歴史的な傑作から紹介する執筆者好みの名盤があるが、今回紹介するこのアルバムは完全な後者、全くワタシの趣味である。

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1970年代後半、イギリスのミュージック・シーンに発生したニュー・ウェイヴ/パンク・ムーブメントでセックス・ピストルズ、クラッシュらと並び頭角を現したのがザ・ジャムだ。77年5月のデビューから約半年後にリリースされた2作目の『THIS IS THE MODERN WORLD』で彼らの人気に火が付いた。以前このブログでも紹介した『THE GIFT』(通算6作目でジャムとしては最後のオリジナルアルバム)のサウンドがかなり黒(リズム&ブルース)よりになっていたのと比べ、このアルバムは痛快なぐらいのロックン・ロール&パンクで構成されている。

ロントマンのポール・ウェラー(Vo,G)を始めメンバー全員がTHE WHOの影響を認めつつも、そのサウンドはR&Rとパンクの融合といった感がある。このアルバムで言うとベースのブルース・フォクストンが書いた 2トラック目【LONDON TRAFFIC】、ウェラーが書いた8トラックの【LONDON GIRL】【IN THE STREET,TODAY】(IN THE~はDavid Wallerとの共作)はかなりパンクの香りが漂うサウンドだと言える。一方、パンクのもつ激しさとR&Rのビート感を融合させたサウンドはこのアルバムのオープニングを飾る【ザ・モダン・ワールド】、【スタンダーズ】といったところか。メンバーが影響を受けたと言われているザ・フーへのオマージュを感じさせるのは【ドント・テル・ゼム】リック・バックラーのドラミング、フォクストンのベース・ライン、ウェラーのかき鳴らすギタープレイの絡みがザ・フーを彷彿とさせるサウンドに仕上がっている。

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うやって各曲をピックアップすると改めてハズレが無いことに気付かされる。そしてワタシの中で名盤と言わしめる理由は何といってもトラック9【アイ・ニード・ユー】、10【HERE COMES THE WEEKEND】の各曲が収録されているからだろう。この2曲を聴いてからジャムのファンになったと言っても過言では無い。それほどR&Rとパンクの要素がリミックスされた素晴らしい楽曲だ。エレキギター弾きのワタシにとって、この2曲を演奏した時の気持ち良さったらヒリヒリするような快感である。

【アイ・ニード~】についてはタイトル通りのラヴソングである。シンプルなスリー・コードを基本としているミディアム・テンポのR&Rなのだが、そこにウェラーのギターでパンク的要素を加えることによって劇的なラヴソングへと仕上がっているのだ。方や【ウィークエンド~】はバックラーの8のビートがサウンドを引っ張るR&R。しかし、ここにフォクストンのドライブ感が加わり、ウェラーのスリリングなコード・カッティングが被さると「そこにはR&Rの新境地が開かれた!」そう断言できるほどの名曲である。付け加えると前作同様、アルバムのプロデュースに関わったヴィク・スミス&クリス・パリーの手腕にも賞賛の拍手を送るべきだろう。

のアルバムは決して洋楽通が選ぶ傑作、名盤という言われかたをされていないし、チャートでも全英22位で終わりセールス的に成功したとは言い難い。当時の音楽評論家からもアルバムについて酷評を受け(ワタシは酷評をした評論家を酷評したい! R&Rが分らない馬鹿だと!)、また、ウェラー自身もこのアルバムについて低評価をしていると漏れ伝わっているがそんな事はこの際どうでも良い。ここでのアプローチを経てその後のジャムの大ブレイク、そして、何よりもワタシが大好きな1枚(名盤)なのである。それで良いではないか!!


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