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Buontempo~!

ブログ名はイタリア語で「気ままな暮らし」 テキト~に更新しま~す^^

『BEGGARS BANQET』 THE ROLLING STONES 






タシが初めてローリング・ストーンズのアルバムをリアルタイムで聴いたのは1983年にリリースされた『アンダーカヴァー』からで1962年のバンド結成から既に21年。すでに大御所バンドになっていたのだが、今回紹介するのはまだ彼らが大金持ちになる前のギラギラしていた頃の作品『ベガーズ・バンケット』だ。

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のアルバム、ストーンズファンは勿論、洋楽好きの間からも傑作との呼び声が高い一枚であるがワタシがピックアップした理由は初期ストーンズのリーダーであるブライアン・ジョーンズが参加している作品であるという面が強い。これまで散々語られていることだが、彼はこのアルバムをリリースした翌年にバンドを脱退、直後に自宅のプールで溺死するという非業の死を遂げた。ブライアンは稀有な音楽的才能を持っていて初期のストーンズ・サウンドに多大な影響を及ぼしたと言われているが、彼のあまりにもナンセンスな行動から徐々にメンバーとの関係が悪化し、その権力がミック・ジャガーやキース・リチャーズに移行されたことが脱退の理由だった。そういった意味ではブライアンの影響力がギリギリのところで残っているアルバムと言ってもいいだろう。

トーンズと言えばR&Bが代名詞で、ワタシの個人的な印象ではシンプルなロックにミックのあの独特の粘り気のあるヴォーカルが絡み合うというイメージだったのだが、このアルバムを聴いた第一印象は「こんなにも音楽性が豊かなバンドだったのだ!」という衝撃だ。ピアノとコンガの音にキースの錆びたようなギターが印象的なトラック1【悪魔を憐れむ歌】はかなり黒寄りで6分を超える大作である。このような方向性でこのアルバムを構成するのかと思えば【ノー・エクスペクテーションズ】では一転して牧歌的なサウンド。しかし、キースのアコースティック・ギターとブライアンが奏でるスライド・ギターが絡み合うサウンドはこの時期にしか創りえない傑作である。

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ラック5【ジグソー・パズル】ではビル・ワイマンのベースラインが特に印象深い。これにブライアンのスライドプレイとキースのアコギ、ニッキー・ホプキンスのピアノが複雑に絡み合いサウンドを構成していき、ミックの抑え気味のヴォーカルが更にこの曲に深みを加えた間違いなく初期ストーンズの大傑作だ。トラック6【ストリート・ファイティング・マン】はワタシの敬愛するCharさんが子供の頃に初めて買ったレコードとしても有名だ。歌詞中の「貧乏人の餓鬼が稼げることと言ったらR&Rバンドで唄うことぐらい」というフレーズは正にロックのスピリッツだろう。

のアルバムの中で誰が聴いても「あ、これストーンズだよね?」と分かる太鼓判の曲が8トラック【ストレイ・キャット・ブルース】だ。ミックが描く独特のセックス表現と下品になるギリギリ前のところで仕上げた粘っこいヴォーカル、曲のグルーブ感、キースのリフ、どこを切り取ってもストーンズである。このアルバムの最期を飾る【地の塩】には残念ながらブライアンは参加していない【トラック9:ファクトリー・ガールもブライアンは不参加】。この時点で既にブライアンとメンバー間の確執は決定的だったと感じられる。キースの奏でる情熱的なアコギとミックの悲しげで虚ろなヴォーカルはブライアンへの惜別か?そんな気持ちになるような曲である。

タシはブライアンのファンなので、ややブライアンに肩入れし過ぎた面もあるが、初期のストーンズにおいてそれほど彼の与えた影響は大きい。彼が脱退した後、どれほどストーンズが偉大なバンドになろうともブライアンの功績を忘れてはならないだろう。


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