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Buontempo~!

ブログ名はイタリア語で「気ままな暮らし」 テキト~に更新しま~す^^

『ARE YOU EXPERIENCED』THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE 






星のごとくロック界に現れ、メジャーデビューから約3年で消えてしまった伝説のギタリスト、ジミ・ヘンドリックスのデビューアルバムがこの『ARE YOU EXPERIENCED』だ。ロック史の中でカテゴライズすると「ブリティッシュ・サイケデリック」という形になるが同じイギリス出身のクリーム同様、後に世界中を席巻するハードロックの礎を築いたと言えるアルバムである。

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ミヘンはその天才的なギタープレイも然ることながら1960年代に男性ファッション界で一世を風靡したピーコック革命に代表されるヒッピー・ルック(アフロヘア、サイケデリックなプリントが施された服装等)といったファッション・リーダー的な資質も備えていた稀有なミュージシャンだった。ライヴにおいてもギターに火を放つ、叩き壊す(ギターやアンプを破壊するのは同時期にザ・フーも用いたパフォーマンス)、自身の歯で弦を弾く等、サウンド以外の面でも後世のミュージシャンに与えた影響は余りにも大きい。

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た、左利きの彼はメインで使用していた右利き用のストラトキャスターを180度回転させて演奏(写真参照:したがって弦位置は1~6弦を逆に張り替える)するという現代のギター弾きでは信じられないような奏法をする事でも知られ「ストラトの魔術師」という異名を持っている事でも有名である。

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て、アルバムについてだがトラック1【FOXY LADY】からフィードバック奏法を用いて実に重厚感のあるサウンドを叩きつけてくる。ブルースの匂いが色濃いトラック3【RED HOUSE】はパワーのある高音のリフが極めて印象的。トラック5【LOVE OR CONFUSION】は多重録音されたギタープレイが地鳴りのようにグルーブする素晴らしい音だ。トラック8【FIRE】はタイトル通り「火の玉!」のように疾走するミッチ・ミッチェルのドラミングとジミヘンのギターが絡み合うスリリングな曲。サイケデリック色が色濃いタイトル曲【アー・ユー・エクスペリエンスト?】はもう何も言えない。独特のアーミングと口述出来ないようなリフは神ワザでさえある。

のように全編を通してパワフルなサウンドはフィードバック奏法と独特のエフェクト処理の賜物であるが、先にも触れたように右利き用のストラトを180度回転させたことにより1弦は通常の使い方よりPUと弦の距離が少し離れるため太くてパワーのある音に、また6弦はPUとの距離が近づくことで音質が微妙に変わるだろう。このアルバムでも多用されているアーミングはトレモロユニットが下部から上部に変わった事により通常の奏法とはまた違ったうねりが出ているところがギターファンならずとも最大の聴きどころだ。  

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ミヘンと言えばあまりにも有名なのが1969年8月に開催されたウッドストック・フェスティバルでのアメリカ国家の演奏だが、あの鬼気迫るサウンドはベトナム戦争の戦場の様子を表現したものだと言われている。日本のカリスマギタリストであるCharさんにして、若干26歳であの哲学的なフレーズを弾きこなすジミヘンを見て、居ても立ってもいられなくなったという言葉を吐き出させた名演であった。

う言った意味ではこのアルバムではその片鱗を窺い知ることができる貴重な音源であり、次の時代に語り継ぎたい名盤と言って過言では無いだろう。


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