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Buontempo~!

ブログ名はイタリア語で「気ままな暮らし」 テキト~に更新しま~す^^

『Tapestry』 Carole King 






タシの洋楽コレクションの90%以上はイギリス出身のミュージシャンでアメリカ出身のミュージシャンの作品は10%にも満たない。そういうかなり隔たった音楽的志向のワタシだが、ごく稀に琴線に触れるミュージシャン、ミュージックがある。それが今回紹介するキャロル・キングの『Tapestry』(邦題:つづれおり)だ。

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のアルバムは1971年にリリースされた彼女の再デビュー(歌手としてのレコードデビューは1958年)から2作目のアルバム(通算では3枚目)にあたり、全米アルバムチャート15週連続1位、302週連続でトップ100以内をキープ、グラミー賞では3部門を制覇し全世界で2,200万枚以上のセールスを記録した(ワタシのコレクションもその中の1枚だ!)、ロック、ポップス史に偉大な足跡を残す傑作である。

れだけ全世界で聴かれているアルバムだけあってどの曲も素晴らしいクオリティーを誇っている。ジェームス・テイラーがカヴァーし全米シングルチャートで1位を獲得した【You’ve Got a Friend(邦題:きみの友達)】はグラミー最優秀楽曲賞を受賞した名曲でもあり、ダニー・ハサウェイも『LIVE』でカヴァーしていた。このアルバムではキングのピアノとストリングスが絡み合い、しっとりと聴かせてくれる。力強いピアノの旋律で始まる1トラック目の【I Feel The Earth Move】はワタシの大のお気に入り。間奏部分のキングのピアノとダニー・コーチマーのエレキ・ギター(テレキャスターを使用?)のスリリングな掛け合いが洒脱でこのアルバムの中では一番ロックしている。【(You Make Me Feel Like)A Natural Woman】はキングの力強い、またしっかりとした意思を思わせるヴォーカルが印象的で魂の叫びという感さえある

談になるが女性シンガーソングライターの草分け的な存在であるキングは日本のミュージックシーンにも大きな功績を残している。1972年から74年までは五輪真弓のデビューアルバムを含む3枚のアルバムの制作をサポートした他、特筆すべきは荒井由実(現:松任谷)、そして荒井をサウンド面でバックアップしたサウンドユニット≪キャラメル・ママ≫の細野晴臣(ベース)、鈴木茂(ギター)、林立夫(ドラムス)、後に夫となる松任谷正隆(キーボード)に強烈なモチベーションを与えたことだろう。荒井のシンガーソングライターとしての稀有な才能を面白がった細野らがキャロル・キングをモチーフにして手を加えたのが荒井のデビュー作で1973年にリリースされた『ひこうき雲』ではないかと音楽ライターの川崎大助が著書『日本のロック名盤ベスト100』で書いているがワタシも全く同感である。

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が逸れてしまったのでアルバムに話を戻すと何といっても外してはならない曲が洋楽ファンなら一度は耳にしたことのある名曲中の名曲【It’s Too Late】だろう。グラミーの最優秀レコード賞、全米シングルチャート5週連続1位などセールス的な評価は勿論だが、その曲の美しさ、メッセージ性に富んだ詩の世界感は永遠の名曲に相応しい。特に曲のコード進行はピアニストのキングらしく独特のコードワークで、ギターで作曲を行っている他のミュージシャンとは次元の違うメロディーラインが展開されている。ここも余談ではあるがワタシ自身、ギターでこの曲の演奏をしようと試みたのだが、私の知らないコードが頻発し未だ弾きこなせない曲でもある。

に挙げた以外でも【So Far Away】【Will You Love Me Tomorrow?】など、素晴らしい楽曲が目白押しで各曲をピックアップする意味を見いだせないほどのアルバムであり最高のソングライティングだ。音楽評論家の萩原健太氏がTV番組で語っていたが「真っ直ぐなメッセージを個人に伝えることを世に定着させた偉人」と評していたが正にその評通りの「世界を変えた名盤!」である。


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