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Buontempo~!

ブログ名はイタリア語で「気ままな暮らし」 テキト~に更新しま~す^^

チューリヒ美術館展~雑感 






週は所用で午前中から原宿に用事があった。せっかく原宿まで行ったのだからすぐに帰宅するのも勿体ないので久しぶりにアート鑑賞をすることにした。美術館へ出向くのはパリのルーブルに行った以来、2年弱振り。以前はよく鑑賞に行ったのだが、震災以降はヨーロッパ絵画については日本に入ってくる作品が少なくなったこともあり、すっかり足が遠のいていた。そんな中、現在、新国立美術館ではチューリヒ美術館展、オルセー美術館展が並行開催されていたのでチューリヒ展に行ってきた。

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回の展覧会はスイス・チューリヒ美術館所蔵の10万点以上のコレクションの中から厳選された傑作74点が集められた。画家で言うとモネ、セザンヌ、ゴーギャン、ルソー、ムンク、ピカソ、シャガール、ダリ…といったちょっと絵画を知っている方なら垂涎の有名どころの代表作を鑑賞できる必見の展覧会だ。

品に目を向けるとやはりモネの大作と言われている【睡蓮の池、夕暮れ】がその大きさも伴って素晴らしかったのだが、ワタシはパリのオランジュリー美術館で雄大なスケールの【睡蓮】を見てしまっているので大作感はあまり感じなかった。むしろ、以前にも鑑賞した【国会議事堂、日没】の美しい描写と色彩に相変わらず心を奪われた。

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画の妙を感じさせられた作品にゴッホの【タチアオイ】【サント=マリーの白い小屋】、シャガールの【戦争】【パリの上で】が目を引いた。ゴッホの方は相変わらずのウツと躁の作風。同じ人物が描いてこれほどまでに印象が違うのかと苦笑させられる。やはり南仏でのゴッホはハイテンションだ(笑)シャガールの【戦争】はタイトル通り重い作品。地に横たわる遺体、逃げまどい泣き叫ぶ人々を見つめる巨大なヤギはシャガール自身なのか?そして反対に【パリの上で】は「愛の画家」と言われるに相応しい心温まる作品。こちらも妻と自身の生活を投影しているものなのか。いずれも好対照の作品を並べることで作者の心を映し出すような構成だ。

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ュビスムからはやはりピカソ。2点の展示だったが【大きな裸婦】は当時の愛人(後に妻)であるジャクリーヌがモチーフとされている。まともな人物を描けるピカソがワザと変な顔の女性を描く場合は殆ど愛人であって、艶福家のピカソがそれを本妻または恋人に悟られないためのトリックであることは周知の事実で微笑ましい。それにしても青と緑で描写した裸婦の色彩の美しさには驚愕だ。

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象絵画からはジャコメッティの【色彩のファンタジー】が目を引いた。偶然にできちゃったみたいな豊かな色彩が織りなす刺激的な作品。あらゆる色が無計画に使われているのだが、最終的に収斂されているところが感嘆してしまう。その他、ムンクは有名な【叫び】的な作品ばかりかと思っていたら意外にもまともな絵画と世界観。期待が外れたのと同時に自分の無知が浸みた~!! 順番が前後してしまうがヴァロットンの【訪問】にも惹かれた。ポストカードにしたいようなお洒落なタッチと色彩の背景に男女の秘められた関係を描いた刺激作。意中の女性にこの作品をポストカードにしてメッセージを送ったら意味深かも…。忘れてはならないのがシュルレアリスムからダリの【バラの頭の女】にも目を奪われた。意味が分からないけどこの世界観とポップ感がお洒落で家に飾ったらさぞかし刺激的でロックなマイホームになるだろう。そして描きこまれたディテールも必見。

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いうことで印象派からシュルレアリスムまで駆け足でワタシの雑感を書いたが少しは興奮が伝わっただろうか。圧巻の作品が揃うこの展覧会は12月15日まで開催されているのでアートファンならずとも是非、あなたもご覧あれ!! 


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