FC2ブログ

Buontempo~!

ブログ名はイタリア語で「気ままな暮らし」 テキト~に更新しま~す^^

空前絶後の傑作絵画展~『オルセー美術館展2010「ポスト印象派」』展 






末(7/3)は久しぶりのアート鑑賞。今話題の『オルセー美術館展2010「ポスト印象派」』展を見に行きました。モネ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ルソー他、115点の傑作絵画の半数以上が日本初上陸ということもあり、アートファンならずとも関心度はかなり高いようでこの日の国立新美術館は朝から大混雑でした。

『オルセー美術館展2010「ポスト印象派」』展
国立新美術館

コラ・サルコジ仏大統領曰く「これらの絵画がまとめてフランスを離れることは2度とない!」と豪語するだけあって素晴らしい作品の数々でした。僕はアート鑑賞が好きですが専門的知識は勿論無く、「ポスト印象派」という意味もパンフレット読むまで解りませんでしたが、ここでは僕なりのおススメ絵画をご紹介しましょう。

ず、職業柄気になったのはジョルジュ・スーラの点描画法です。この画法は絵の具を混ぜないで色彩を出す画法で、現在のカラー印刷で表現する色彩の出し方(4原色の小さなドットの集合で色を出す)に近いものがあります。それを機械やデータではなく、人間の頭と手先を使ってあれだけのモノを表現したところにスーラの作品の凄さがあります。特に【ポーズする女(1887年)】シリーズは、肌の微妙な色合い、肉体の曲線、陰影の出し方など目を見張るものがあります。

彩の面からみて単純に「綺麗だな~」、「好きだな~」と感じたのはクロード・モネの【ロンドン国会議事堂、霧の中に差す陽光(1904年)】という作品。

【ロンドン国会議事堂、霧の中に差す陽光(1904年)】

この風景はモネも大変お気に入りだったようで、素晴らしい出来栄えです。僕も思わずポストカード(150円)を買ってしまいました(笑)。

ちらフィンセント・ファン・ゴッホの【星降る夜(1888年)】(写真はポストカードより)。

【星降る夜(1888年)】

天の星の輝きと地上の明かりがローヌ川の川面に映りこむアルルの夜景は、一度も行ったことがないにも関わらず想像せずにいられないような気分にさせられる素晴らしい作品です。この展示会を見終わった後に買った『カーサ ブルータス(マガジンハウス刊)』の中に作品の描かれている土地を訪ねるというナイスな特集記事があり、その中に現在のローヌ河畔の写真もありましたが想像していたような素敵な風景でした。

彩がどうの、構成がどうのというウンチクを抜きにして非常に興味を覚えたのがアンリ・ルソーの作品。

【戦争(1894年頃)】

【蛇使いの女(1907年)】


この【戦争(1894年頃)】、【蛇使いの女(1907年)】(写真はポストカード、額絵より)は幻想的であり、ちょっとドロッとした感覚がそそられますネ。ルソーは画塾などで美術教育を全く受けていなくて、40歳頃から趣味で絵を描き始めたそうです。そんな画家が20世紀の前衛絵画に大きな影響を与えたというのですから、アート世界は本当に自由闊達ですね。そうそう、妻が言うには【蛇使い~】はどの角度から見ても女の眼がこちらを見据えてくるそうなので、これから鑑賞する方はその辺りも愉しんでください。

れら以外にも、まるで写真を見ているような繊細な画風であり、しかも神秘的なギュスターヴ・モローの【オルフェウス(1865年)】(実は今回僕の目当てはこの作品だった!)や浮世絵の影響を強く受けたといわれているフェリックス・ヴァロットンの【ボール(ボールで遊ぶ子供のいる公園)1899年】の白日夢のような不思議で奇妙な世界観を醸し出す作品など、僕のようなシロウトが鑑賞しても素晴らしい! 素敵だ! 面白い!という作品の数々はまさに奇跡!!といえるほどのものでした。昨日で総来場者も30万人を超えたそうで、今後ますますその数字は伸びていくでしょう。8/16(月)まで開催されていますので今からでも十分間に合います。これを逃したら日本ではまず見られませんよ!!


FC2 Blog Ranking
FC2ブログランキング参加中! クリックお願いネ!
関連記事
スポンサーサイト



Comment

Name - う2  

Title - ルソーでしたか。

【蛇使いの女(1907年)】を見ていて学生時代によく聴いたアフリカ出身のイギリスのバンド”オシビサ”の”オシビロック”のジャケットに似てるな。と思って、ググッたらば、やはりルソーの絵がジャケットに成っていたみたいです。

勉強になりました。ありがとうございます。
2010.07.05 Mon 21:57
Edit | Reply |  

Name - ピッピ。  

Title - No title

ひょんなところでお役に立てたようで光栄です。

しかし、お名前から察するようにう2さんは音楽関係に強いですね^^。

こちらこそ勉強になります!
2010.07.05 Mon 23:05
Edit | Reply |  

Name - taki  

Title - ご無沙汰してました!

記事を拝見しただけでも、とっても興味が惹かれます。
ひとりでじっくり見に行きたいなあという気持ちがムクムクと湧き上がってきています。(笑)

↓イラレでの作品拝見しました。本職並ではないですか!ピッピさんの楽しさが伝わってきましたヨ!
2010.07.07 Wed 21:55
Edit | Reply |  

Name - ピッピ。  

Title - takiさま

おひさです^^
ぜひ、見に行ってください。
これだけ有名な画家の作品が一同に見られる
ことはそうそう無いですよ!

アート好きの息子さんと一緒にどうでしょうか^^。
2010.07.10 Sat 07:29
Edit | Reply |  

Add your comment